TCP/IPの階層構造と主なプロトコル
以下の内容は,勉強中の本の抜粋です.
自分でわかりやすいよう,ほぼ書き換えています.
- 作者: 上原孝之
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/11/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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また,後日プロトコルの詳細など追記予定です.
TCP/IP
TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)は,インターネットをはじめ,組織内のネットワーク等で標準的に使用されている通信プロトコル(通信規約)である.
つまり,TCP/IPでないということは,以下に述べるような標準的な通信プロトコルではなく,独自の通信プロトコルを採用しているということである.
アプリケーション層
OSI参照モデルのアプリケーション層(第7層),プレゼンテーション層(第6層),セッション層(第5層)にあたる.
主なプロトコルは以下の通り.
1. FTP
2. Telnet
3. SMTP
4. POP3
5. HTTP
6. S/MIME
7. PGP
トランスポート層
OSI参照モデルのトランスポート層(第4層)にあたる.
データにポートNOを含むトランスポート層ヘッダを付加する.
プロトコルは以下の通り.
1. TCP
2. UDP
3. SSL
4. TLS
5. SSH
インターネット層
OSI参照モデルのネットワーク層(第3層)にあたる.
データにポートNOを含むトランスポート層ヘッダと,
IPアドレスを含むインターネット層ヘッダを付加する.
主なプロトコルは以下の通り.
1. IPv4
2. IPv6
3. ICMP
4. IPsec
ネットワークインタフェース層
OSI参照モデルのデータリンク層(第2層),物理層(第1層)にあたる.
データにポートNOを含むトランスポート層ヘッダと,IPアドレスを含むインターネット層ヘッダと,MACアドレスなどを含むインタフェース層ヘッダを付加する.
主なプロトコルは以下の通り.
1. Ethernet
2. PPP
3. FDDI
4. PPTP
5. L2TP